ニガくて難しいアクセス解析を、たっぷりのミルクでふわふわの贅沢ラテ的な仕上がりに

Google Analyticsでできること★2009まとめ

まとめます。細かく書いたら本が2冊くらいできそうですが、僕がアナライザとして頑張ってるところを中心にまとめます。

アカウント開設・使用法

www.google.com/analytics/ja-JP/
Googleアカウント(メールアドレス登録)を作って、それをAnalyticsで使うようにすればOK。
アクセスログの計測が始まれば、登録した本人ではなくてもデータを見れる。見せたい人のGoogleアカウントを登録すればいいだけ。なので、僕のアカウント(ryownet[at]gmail)を追加してくれれば、ガンガン見ますよ!!

基本用語

セッション

ユーザーがサイト内のページを閲覧を開始してから他のサイトに行ったり閉じるまでを、ひとつのセッションとしてカウントされます。
1セッションは30分以内のページ遷移。それを超えると2セッション目としてカウントされます。

離脱

他のサイトへ移動、またはブラウザを閉じた場合にカウントされます。

直帰

セッションを開始したページ(閲覧開始ページ)から移動せずに、サイトから離脱した(他のサイトへ移動、またはブラウザを閉じた)訪問。直帰したセッションの滞在時間は0秒。

ユニークユーザー(UU)

レポートで指定した期間内の個別のユーザー数。
同一のユーザーが期間内に複数回サイトに来訪してもユーザー数は1。
実際はCookieごとにUUをカウントするので、Cookieを削除すればUUは増える。同様に、同じユーザが違うブラウザを使ってアクセスすればブラウザごとにカウントされます。

リピートユーザー

期間を区切った場合、それ以前の期間に訪問したことがあれば新規ではなくリピートユーザとしてカウントされます。1日に3回訪問すれば、1回目は新規ユーザー、2回目以降はリピートユーザーになります。

リファラ

サイトに入る前に見ていたページ。リンクを辿った場合はリンク元のページ。検索からアクセスした場合は検索エンジン。お気に入りやURL入力の場合はリファラなし。
Gmail、Hotmail、Yahoo!メールなどのwebメールからのアクセスや、オンラインRSSリーダー(Livedoor Reader、はてなRSS、Google Readerなど)はリファラが残る。オフライン型のRSSリーダーやOutlookなどのメールからのアクセス(メール内にURLがあって、それをクリックした)はリファラが残らないです。
メールの場合は、URLに解析コードをつけておくと、どのメールのどのリンクがクリックされたのかが計測できる。メールのカウントを参照。

ページビュー(PV)

アクセスしたページ数。セッションは1回でも、サイト内の複数ページを見ればその数だけカウントされます。同じページをリロード(更新)した場合もカウントされます。

コンバージョン

目標として設定したページのPV。フォームであれば送信完了ページ、ECであれば購入完了ページなど。目標は複数設置できるので、ショッピングカートに追加した時点や、購入完了時点、お問い合わせボタンをクリックした時点など、いくつも設定しておけばより詳細にサイト内ユーザー行動の分析ができます。

ログについて

基本的な使い方をいくつか。。。
・一定期間ごとのUU、PV、直帰率、上位のコンテンツを見る。
・離脱率、直帰率が高いページを把握して、改善策を試す。
(ブラウザを落とさないようにページ内リンクをつけたり、他のサイトへ行かないようにオススメコンテンツを表示したり、ユーザが「そのページを見た後、次にどのページを見て欲しいか」を考える。)

・キーワードを把握する
検索エンジン経由のユーザが使っているキーワードを把握する。予想していないキーワードが多いときは、そのキーワードで来ているユーザを直帰させないように、コンテンツを考えます。

・まだ導入してないとき
とりあえず3ヶ月ほどアクセスログを取ってみて、どのページが見られているかだけでも見てみようぜ!

一般的な使い方(解析とそのデータの扱い方)

ユーザ登録が目的のサイトの場合

・登録完了ページをコンバージョンポイントに設定
・登録完了ユーザを「登録済み」としてユーザ定義
・新規ユーザ、リピートユーザ(登録済みユーザ)にどのページが見られているかを把握
・新規ユーザを登録させるためのページ内導線を考える
・登録済みユーザの訪問頻度を上げるためのコンテンツを考える

ECサイトの場合

・新規ユーザを会員登録させるためにはどうするか、会員に商品を購入させるにはどうするか、購入した人にリピート購入させるためにはどうするか、を考える
ここらへんはかなり企業努力の世界。コンサルティング会社を入れると100万以上かかります。実際には、現状のサイトを分析→修正ポイントを洗い出す→制作→チェック、のサイクル。コンサルに頼んでなんかいられねぇよ、という場合はご相談ください(安請け合いしちゃう)。

企業ホームページの場合

直接商品を売りたいわけでなければ、どのページが見られているかを把握。
おそらく、企業情報や商品紹介、地図などなので、ユーザに分かりやすいコンテンツになっているかを確認します。

ショップの宣伝の場合

デザイン的にかっこ悪い、とかは別の話。とにかく人に見てもらうのが大事なので、検索エンジン対策やショップの中の人のブログを立ち上げるなどして、常に更新し続けるのが大事。
直帰率を下げることが目的。直帰率が高そうなら、そのページを修正します。
もちろん、ユーザ目線でコンテンツを作るのが大事。

個人ホームページ/ブログの場合

リピートユーザーを増やすのが目的。ファンになってくれる人がいると嬉しいよね。 たくさん更新すればいいと思うよ。
スパムブログとかは死ねばいいと思うよ。

(工夫しないと)できないこと

・どのユーザーがどのページを見たのか
・どのユーザーが何回訪問したのか
・どのユーザーが何日感覚で訪問したのか
・主に平均を知ることができるツールなので(平均PV、平均滞在時間など)、誰が見ている、という個人レベルに絞り込んでの解析はできません。

便利なメソッド

_setVar(newVal)
newValの値をユーザー定義としてセットする。上記の「会員登録済みユーザー」を設定するときはこれ。
ユーザグループを分けるときもコレを使います。

_trackPageview(opt_pageURL)
opt_pageURLでカウントしたいページURIをセットする。これが空のときは実行されたURIがカウントされる。opt_pageURLは架空のURIでも大丈夫なので、ページ名だけでなく「ダウンロードボタンをクリック」なら_trackPageview("downloadBtnClick")とか、かなり適当な命名でOK。ここに命名ルールを作ると、あとで計測しやすいです。

_setDomainName("none"); ・_setAllowLinker(true);
複数のドメインをまたがってセッションを管理するときはこれを追加します。trackPageviewするタイミングで使います。 var pageTracker = _gat._getTracker("UA-xxxxx-y");
pageTracker._setDomainName("none");
pageTracker._setAllowLinker(true);
pageTracker._trackPageview();
こんな感じ。

_link(requestURL)
複数ドメインへのリンクをカウントするときに一応、_linkも使っておくといい感じです。実際は、リンクのonclickを書き換える形になるんですが、たとえばこう。
<a href="http://www.example.com/" onclick="pageTracker._link(this.href); return false;">別ページへリンクだよ</a>

実体

http://www.google-analytics.com/__utm.gif を表示できれば、そのときのGETリクエストがカウントされる。という仕組み。これがAnalyticsの実体。
逆に言うと、javascriptを使わないでこのgirに直接アクセスすればカウントされる、ということ。それを利用したPHPやPerlでの使い方もありますが、仕様が変わったときに思いっきり影響を受けます。

解析入門

デフォルトページをセットする

デフォルトページ
デフォルトのページはindex.htmlとかindex.phpとか、忘れずに入れます。入れておかないと、http://ryow.net/ と http://ryow.net/index.php が別ページとしてカウントされてしまいます。

マイレポートをセットする

マイレポートもカスタマイズできますが、とりあえずいくつか。
マイレポート
セッション、PV、直帰率はそのままでも見れるので
・ユーザー傾向(ユーザー>新規ユーザーとリピーター)
・UU(ユーザー>ユーザーの傾向>ユニークユーザー数)
・キーワード(トラフィック>キーワード)
・コンテンツ(コンテンツ>上位のコンテンツ)
・(コンバージョン)
が見れるようになってれば、サマリーとしては十分です。

モバイルで使う場合

2010年春、正式にコードが公開になったので別エントリにて

Flashで使う場合

Google Analytics for Flashというコンポーネントがあるので、それを使います。AS3モードで使うのが良いです。セッションがうまく取れないので、どのコンテンツがクリックされたのか、を知る程度に使える、と思っておけばいいかな。
こちらのエントリで突っ込んでます。

Flash liteで使う場合

基本的には使えません。が、どのボタンが押されたかを知るだけなら、なんとかなりそうな感じ。実体である画像をPHP経由で呼び出すときに変数を投げるやり方。
こちらのエントリで突っ込んでます。

RSSで使う場合

RSS自体が見られたことはカウントできないっぽいけど、RSSから「もっと読む」とかのリンクをクリックしてサイト流入を果たしたことはカウントできます。

例:RSSのテンプレートのリンクに
pageA.html?utm_source=rss&utm_medium=blog
→参照元として[ rss / blog ]が記録されます。
こちらのエントリで突っ込んでます。

メールで使う場合

RSSと同じく、メール自体が見られたことはカウントできないけど、メールから「詳細はコチラ」とかのリンクをクリックしてサイト流入を果たしたことはカウントできます。

例:メール内リンクに
http://xxxxxx/pageA.html?utm_source=mail&utm_medium=090331
→参照元として[ mail / 090331]が記録されます。別に090331の部分は適当でいいんですよ。メルマガとか出すんなら日付が分かった方がいいし、何パターンか出すんならそのパターン名が分かった方がいいし。

ニッチな使い方の提案

トラッキングベースで考える(カウントしたいものだけカウントする)

行動を全部ページビューとしてカウントするやり方です。
Click?page=a.html
Click?page=b.html
Click?event=download
Click?event=mailto
など。

ページだけでなく、一意な番号を用意しておいて、
Click?ref=001などとカウント、そこで
001:Aポータルのバナーからサイトに来た人
002:Bポータルのバナーからサイトに来た人
003:C検索からサイトに来た人
などと分けることで、どこから来た人が多い/少ない/コンバージョンが高い、という結果を見ます。

Analyticsダッシュボードではこのデータは見にくいので、それを整形して表示するためにGoogle Analytics APIと組み合わせて計測表示アプリを作れば、より分かりやすく使いやすい解析結果になりますね!! Analytics APIについてはこちらのエントリでちょっと触ってます。

ユーザ定義をつける

個人じゃなくてセグメントで分ける
事前にユーザグループとして、たとえば「見込み客/一見さん/優良客」とか。

フィルタについて

テスト用ページをカウントしない(特殊ページだけをカウントする)

フィルタ設定で、リクエストURIにカウントしたくないパターン(フォルダ名とか)を入れます。
Analytics フィルタ

目標について

コンバージョン目標設定で、適当な目標を入れます。ページのURIでもいいし、滑空のURIを作ってそれをクリックしたイベントでもいいし。
Analyticsコンバージョン

Eコマースでの使い方

Analyticsでいいのか、っていう話はありますが、シンプルにコンバージョン計測としては十分使えそうです。

アドワーズ(AdWords)との連携

ここらへんはやってないので、今後の課題とします。

アドセンス(AdSence)との連携

ここらへんはやってないので、今後の課題とします。

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