ニガくて難しいアクセス解析を、たっぷりのミルクでふわふわの贅沢ラテ的な仕上がりに

Webアナリストとかクリエイターという職業がなくなる未来は確実に来るよねという話

アドビ(の旧オムニチュア)で公開されている、佐々木俊尚x湯川鶴章対談「広告の終焉、テクノロジーの台頭」を読んでみました。
ドキュメントは無料PDFでダウンロードできるんですが、そのためには個人情報を入力する必要があります。

マーケターにはおなじみの内容なので、個人情報いれてまで読むのか?って感じなんですが、以下のフレーズがグッと来たのでメモメモ。

事前知識として、こちら(湯川さん著:次世代マーケティングプラットフォーム-広告とマスメディアの地位を奪うもの)を読んでおくとより納得感がUP。

佐々木:そもそもクリエイティブは今後も必要なのか、という疑問も出てくるのでは。 湯川:究極の未来を言えば、テクノロジー主導の方向に進むことは間違いないとは思います。でもすぐにそうなるわけではない。
湯川:歴史の大変革期を見れば分かります。国家化の局面では、戦い方が武道の達人同士の戦いから、銃を持った兵隊組織間の戦いに変わった。個人のスキルに頼った武士の兵隊より、近代の兵隊訓練を受けた平民の軍隊のほうが勝ったんです。
産業化の局面では、職人の個人のスキルに立脚した商品より工場で大量生産した商品のほうが売れるようになった。テクノロジーを使って多くの人のパワーを結集させる方法が勝ったわけです。今われわれが通過している情報化の局面も同じ。
湯川:たとえば携帯電話向けの動画広告とかは、コア領域の広告なんです。一方でグレー領域の広告は、検索連動型広告のようなものです。こうしたグレー領域が大きく成長するのです。
としながらも携帯電話向けの動画広告などは個人のスキルに立脚したもので、今はもちろんまだまだ有効ですが、幕末の坂本竜馬がピストルを持ったようなものに過ぎない。ギルドの靴職人がミシンを購入した程度の話なんだと思います。これからくるより大きな変化の前には、小さな話なんでしょう。

僕もこれくらいかっこいい例え話をできるようになりたい。

代理店に"ひっかからない"企業でも広告を活用できる時代に

湯川:ネットで低予算で広告が打てるということに気づいていない中小の事業者がまだ多いんじゃないでしょうか。「わが社のような規模の小さい会社では広告なんか打てない」と思っているところがまだ意外と多い。また仮に広告を打ったとしても、広告効果が期待できないんじゃないかと考えている。

中小では広告もまだちゃんと出せてないところも多い。まして広告の効果測定なんてちゃんとやらないだろう。だからコンサルやアナリストはいまはまだその領域に食い込んでいけばいいけど、大量の中小に、同じような教育や啓蒙をしていくことを思うとテクノロジーで自動化するのが現実的。
だとすれば、アナリストは超専門家になって大手顧客に食い込んでいき、中小はシステムで対応する。まさにgoogleがそうなってますね。リスティング広告の買い付けなんてGoogleの営業に聞かなくても全部オンラインで完結するし。効率化、最適化みたいなところで業者が出てくる場面はあるけどね。

via.「Webアナリスト」というポジションだって、そのうちなくなってしまうかもしれない - マキタニ・ドットコム
こちらでも言われてますが、僕は「確実になくなる」と言い切りたいと思ってます。中途半端な肩書きにあぐらかいてるだけの人はテクノロジーによってやることなくなるのは確実。アナリストだけでなくクリエイターも同じで、僕もこの記事(旧世代の人たちが淘汰される時代が始まったよ)でそう書いてましたね。

そのときに必要となるのは、テクノロジーを超えるスキル(=人間のチカラ)しかないなと思ってます。いわば、知の高速道路が効果測定やカイゼンの領域にまで広がっていき、全員が確実にテストで80点を取れるような世界で、100点や120点を取るにはどうしたらいいのか?ということ。
全員が100点を取ったら偏差値は50になるのか? ということです。
僕は職場でたぶん一番頭悪いので、120点の取り方はまだ分かってないんですが、自動化できるスキルを身につけたうえでのジャンプアップかな、と思ってます。たとえば、アクセス解析の「守・破・離」があったとしたら、まずは型を身につけること。それが守。そこまでは自動化できます。でも、型を破ること(=破)は、ただのカイゼンではたどり着けない。ABテストの後でCパターンを作るにはどうすればいいのか?というと、知恵によってひねり出す、あるいはABとは全然別のパターンになりますよね。そして、そんな経験をもとに、過去に縛られない、全然違う一手を繰り出すのが「離」です。それって、少なくともまだ自動化できないから、人間が職業プロフェッショナルを名乗るならそこまでいかないとダメよね、と思うのです。
最適化するのは機械、最強化するのは人。だと思ってます。

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