ニガくて難しいアクセス解析を、たっぷりのミルクでふわふわの贅沢ラテ的な仕上がりに

アクセス解析すべき対象と見るべき指標が変わりつつある件

最近もやもや考えてたこと。

アクセス解析もなんだか一般化してきて「コンバージョン」をベースにKPIを立てて経過をモニタリングしていく、というのはもはや解析担当がやることじゃなくなってきてる気がします。

誰がやるかというと、ディレクターとか。企画を考える人が効果も考えるようになってきたのが要因で、それ自体は良いことですよね。 そうなると、解析担当はじゃあ何をやるべきか、っていうと、その解析作業やモニタリング/レポーティングを効率的かつ効果的に行えるように運用も設計すべき、だと思っています。 そのためのツール導入やセットアップやタグ設置、テスト、広告出すんならパラメータ管理とかも含めて「専門家じゃないとできないこと」をなくしていくこと、が大事だと思います。 まあ、そこまでは最近の解析屋さんならだいたいOKだと思うんですが、じゃあ解析屋はそれだけやってりゃいいのか? というと、そうじゃないですよね。

企画や技術が新しくなり続けてるんだから、それに対応する指標立てと効果の取り方は知っておかないといけないです。

スマホサイトの作り方や企画は知らなくても、スマホサイトで取得できるイベントや効果測定指標になりうる項目は何があるのか、を語れないといけないなあ、と思っています。

そう思ったとき、ちょっと整理するだけで、なんだかやることが増えているのに気づきました。この辺の情報をキャッチアップしておかないと、「あいつはタグを入れるだけの人だ」みたいに思われてしまいますよ。

デバイスを軸に見る場合

  • 共通
    • いわゆるKPIは何か?(時間か、PVか、イベントか)
  • PC
    • タグの種類、埋め方、動作確認方法
    • レポーティング項目は何か?(PV/UU、CV数、CPA、獲得ユーザ属性などなど)
    • 効果測定イベントの扱い(クリック、スクロール、入力エラー率など)
  • フィーチャーフォン
    • 解析対象機種、キャリアの取り決めはあるか?
  • スマホ
    • iOS/Androidの違い?
    • 効果測定イベントの扱い(シングルタッチ、マルチタッチ、ローテーションなど)
    • 機種、画面サイズなど別にレポートするか?
    • Pjaxページ対応のタグの埋め方?

技術要素を軸に見る場合

  • HTML5
    • 新イベントの捕捉は、何がどこまでできるかわかっているか?
    • ブラウザごとの対応を把握しているか?
  • リアルタイムweb
    • 解析対象となるデータが何かを把握しているか?(普通のサイトでリアルタイム解析しても意味ない)
  • スマホネイティブアプリ
    • 取得できるイベントは何があるか?
    • オフラインの場合にログっておいて、Wifi環境でログを送るとかのやり方(やり方を指示しないとそういう形でアプリを作ってくれない)

メディアを軸に見る場合

  • ソーシャル
    • TW/FB/G+/mixi、どこを中心に扱う?(さらっと全部って言うと泣きを見る)
    • インサイトをまとめるだけなのか、ツイートの広がりや時間軸も見るのか?
    • ツイートは内容だけか? タイミング、RT数、RTしたユーザやそのアプローチもとらえるか?
  • メルマガ
    • PCと携帯でモニタれる指標がどう違うか?
  • 自社サイト、ブログ
    • モニタリングの期間はどのくらいか?(毎日PVの増減を見てもあんまり意味ない)
    • そこからソーシャル拡散する場合は捕捉できるか?

広告効果を軸に見る場合

  • リスティング
    • パラメータルールと運用方法
    • 効果測定ルールや期間
    • アトリビューションて言われたらどうする?
  • アドネットワーク
    • どんな効果が取れるのか、そもそもGAで見るには?など

解析方法を軸に見る場合

  • ABテスト
    • ツールやサービスの特徴

などなど、ちょっと書きなぐるだけで沢山出てきますね。

普通の解析は別に解析屋がやらなくてもいいと僕は思っているので、「俺はこの分野が得意」というスペシャリティを持っておかないと(あるいは上記みたいなことをさらっと言わないと)舐められかねないので、難しいですね。 (それで僕は使いもしないスマホのJSやnode.jsやRails3.1やTitaniumなどをちょっとかじっては逃げるというのを繰り返しています)

だからって流行を追うばかりではいけない

PCの解析が、ツールの使い方から指標まで一般化してきたように、上記のいろいろな解析手法や対象もやがて一般化して、その次の技術やデバイスへの対応が求められそうです。「根本はそんな小手先のテクニックじゃなくて分析観点だろ!それこそ経験がモノを言う世界なんだよ!テクニックなんてググれば分かるんだよ」と言われる気もしますが、未経験の分野でいままでの常識が果たして通用するのか? という恐怖が常にあります。だから僕はとりあえず何でもかじっておきたい、と思っています。

(かじってみて口に合わなければ手を出さないようにするのがビジネス的にも無難なのかなと)

でも、最終的な目標は別にあって、どんな手法も使えるという知識を増やすことではなく、その手法を一般化させること、をやりたいと思っています。 PCでいうとJSのライブラリとレポートの型とか、そういうアウトプットを事前に用意しておきたいなと思っています。

gaAddonsとulTrackerが現状は良いアプローチだと思いますが、最適解じゃないなあと感じていて(生意気ですいません)、それをもっと一般化(興味がある人が誰でも使いこなせるような)したいと思っています。思ってるだけです。 RailsやHTML5ボイラープレートやTwitterブートストラップみたいな、キャッチーで「使えそう!」って思えるようなサービスを(使いこなすのは難しいけど、見た人が「ほう」って思うようなものを)作りたいなあ。

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