ニガくて難しいアクセス解析を、たっぷりのミルクでふわふわの贅沢ラテ的な仕上がりに

2011年までの振り返りと来年への抱負

今年(2011年)はブログをいっぱい書くぞ! とかwebサービス作るぞ! なんつって意気揚々と新年を迎えましたが、早くも1年が終わろうとしています。っていうかほとんど終わっています。

振り返れば今年書いたブログ記事は6本くらいしかないし、ほとんど解析関係ないし、第一回からの_gaTrackerメンバーとしては恥ずかしくて表を歩けないような散々な結果となってしまいましたが、それでも今の気持ちや気づきをまとめたいと思います。

解析ブログを書かなかったからって解析行為をしなかったわけじゃないのです。ツールを使う人から作る人に変わろうと思ったとき、ツールの使い方自体はもうどうでもよくなってしまっていたからです。これは全部言い訳です。

その一方で、HTML5をはじめとしたフロントエンド技術の吸収に力を入れてきました。CSSはもとから大好きで大好物で大々的にテーマとして掲げたいくらいだったけど地味だし面倒だしコロコロとブラウザの仕様によってコードが古くなるから書かなかったという事実はあるにせよ、とにかく解析エンジニアなんていう曖昧模糊とした肩書き(自称)はそろそろ通用しないなあ、という危機感がありました。だからってまぁ、アナリストを名乗るわけでもないしね。

で、やっと本題。今年の振り返りは「何も為せなかった」という悔いや自責だけが残りました。
ちなみに僕は、やった後悔とやらない後悔が選べたら、どっちを選ぶ?という質問があったとき、できればやらない後悔をとりたいなと思っています。そういう意味では今年は思い通りになったかもしれない。それは、やった後悔は取り返しがつかないと思っているからです。失敗は成功の母、だからやった後悔はいずれ報われる...そう思うのも正しいんですが、取り返しがつかない人類絶滅レベルの後悔は、もう味わいたくないなあと思うのです。
それだけを言っていたら「この臆病者のチキン野郎が!ペッ!」ぐらいに思われると思います。
そんな感じではありますが、だからこそ、やったこと、やること、取り返しがつかないことを、どれくらいのレベルで絶望的に後悔するのかを、誰かが声を大にして伝えないといけないなあ、と感じ始めました。それが12月末くらいの気づきです。

声を大にして届けるべきこと

今までは解析テクニックやツールの紹介やノウハウ公開といった、一見「実践テクニック」っぽいことを重視していました。
それってなんだか見た目に興味深くて、すぐに使えるし、それなりに反響があるので市場ニーズがあるような気がしてたんですが、それ以上に「流行に左右されるし、最新の状態の記事が一番価値が高くて、時間が経つにつれて価値が下がる」という欠点を持っていました。
実践テクニックとは冷めるコーヒーであり、年を取るアイドルであり、飽きるゲームであり、週刊少年ジャンプみたいなものです。実際にジャンプは月曜日発売ですが、火曜日に買ったら負けたような気がするよね。そういうことです。

もしブログを書くんなら、毎日最新情報を出せるならともかく、ときどきしか書かないのに新しいことに価値を見いだすような記事ばっかり量産してたら、結果的にPVも先細りになってしまうし、ストック型メディアとして認められ始めたブログでも記事をストックすることに意味がなくなってしまう(むしろ古い情報はマイナスの価値になってしまう)というデフレスパイラルに陥ってしまいます。
そういう記事って書いていて楽しいし、勉強した気になるし、仕事した気にもなるし、それなりに認められるんだけど、これからはそれらは本当に大事で僕が書かないと世界が滅びるくらいのインパクトがある場合だけにしていこうと、そう、思いました。

だから、声を大にして言わなければいけないことは、その実践テクニックやノウハウ自体じゃない。それに、やっと、気づきました。気づいたときには30歳すぎてました。

大事なこととは、廃れないこととは、たぶん今の僕が思うに「ユーザエクスペリエンスの物語」なんじゃないかと。

ユーザエクスペリエンスの物語

解析ツールを使って、こういうコードを入れて、こういうふうにログを見たらいろいろ情報がわかるよ。問題点があらわになるよ。改善できるよ。...そうじゃないと、思ったんです。

たぶん書くべきは「幸せになるための処方箋」じゃなくて、「幸せになった状態から見る現状とのギャップ」であり、「ギャップを埋めるべき手法としての処方箋」なんだと。「こんなときどうする?」じゃなくて「こうしたら幸せになった」であり、それがいわゆるユーザエクスペリエンスではないかと。たとえば、

サイトを新しく立ち上げたら解析ツールを入れよう。GAに登録してコードを貼るだけ。

じゃなくて、

サイトを立ち上げて1年が経った。立ち上げの時期によくわからないけど解析ツールのコードを入れておいてよかった。PVの変遷が分かるし、昨年との比較ができるから。最初は解析を1ミリも使ってなかったけど、コードを入れておくことで「過去に立ち戻って状況を整理できる」から、ツールを使ったり解析をする予定がなくても、1秒でも早く、今すぐに、今日思い立ったらその瞬間に、コードを入れておこう。
解析したいと思っても比べるデータがなければ何を改善していいか分からないから、興味がなくても入れておくことに意味があると分かった。

みたいな雰囲気で物語を書くべきなんじゃないかな、と、思ったんです。
だから2012年は、ツールやテクニックやノウハウをベースとした物語を書いていこうと思います。別に小説家になるとかフィクションだとかそういうことじゃなくて。

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